わんこにゃんこの年末年始の健康管理

皆様、ごきげんよう。

年末年始はクリスマスにお正月といろいろな行事がありますが、いかがお過ごしでしょうか?
特に行事が多いこの季節、普段と違う食事をする機会も多いかと思います。
食べ物による不調も多くなりがちなわんちゃん・ねこちゃん。そこで、なるべく食べ物による不調にならないためのポイントを少し書きたいと思います!!



①人間の食べ物は塩とスパイスがいっぱい((+_+))
普段と違う食事だとわんちゃん・ねこちゃんも「美味しそうだな~」と思ったりして、おねだりも多くなるかもしれません。また、飼い主さんも美味しいから少し分けてあげたいな~と食べさせてあげたくなると思います。しかし、人の食べ物はスパイス・塩がいっぱいです。人は食べても大丈夫なものでも、わんちゃん・ねこちゃんにとって体に負担をかける食品はたくさんあります。中毒を起こす可能性が高いネギ・チョコレートなどはもちろん、人間用のローストビーフやローストチキンなどに使われている香辛料や塩は特に肝臓や腎臓に負担をかけます。最悪の場合は亡くなってしまうこともあります。人用の食事を分けてあげることはやめてください。また、「中心は味がついてないから大丈夫」と思ってあげてしまう方がいますが、ローストビーフやローストチキンは塩やスパイスを漬け込んだり、すりこみ・もみこむことを行っています。すなわち、人間にとっては味がないと感じる部分でも、塩やスパイスはバッチリ入ってます。なので、安心してあげてしまったら中毒症状がでたり、肝障害・腎障害になってしまったということも起こりえます。
人用の食品は人間しか食べない。それが一番安全かと思います。


②普段食べていない特別なご飯は少しずつ~
普段はドライペットフードだけど、クリスマスやお正月は特別なご飯を用意しているお家も多いかと思います。ただ、普段食べなれていないものを多量に摂取すると消化不良・吐く・下痢などの症状が出ることも。年末年始はかかりつけの動物病院もお休みになるところも多いかと思うので、”食べる量”にはくれぐれもご注意ください。全てを特別食にするのではなく、普段のご飯にトッピングというかたちで食べさせた方が、体調不良は起きにくいと考えます。また、普段食べていない食材だと、隠れアレルギーがある場合もあります。特に初めて食べるとき・子犬子猫・シニアはいざという時に診てもらえる動物病院がやっている時期に試しで食べてみるなど、なにか起きてしまったときに対処できる環境で食べさすことをお勧めします。

最後に、わんちゃん・ねこちゃんはお肉やお魚を焼いたりゆでたりしてもらっただけで嬉しいです。
鶏ささみなど脂肪の少ないお肉をトッピングしてあげただけで、クリスマスやお正月の特別なご飯になります。
①脂肪は少ないお肉を使う
②トッピングは普段のご飯の20%ぐらいまでを目安にする
③骨は確実に全部取る



飼い主さんと一緒に、よいお年をお迎えください。

一級愛玩動物飼養管理士・ペット共生住宅管理士
本間美彩都
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